令和元年7月 ニュースレター

 

先月報道されたニュースが、興味深かったので紹介させていただきます。

「カレーハウスCoCo壱番屋」の創業者、宗次徳二氏(70)が取締役を務める資産管理会社「ベストライフ」が名古屋国税局の税務調査を受け、約20億円の申告漏れを指摘されました。バイオリンなど減価償却できない希少な楽器が問題となったようです。イタリア製のバイオリン「ストラディバリウス」など約30丁を誤って減価償却して経費に計上しており、昨年国税局の指摘を受け、加算税を含む追徴課税約5億円を既に全額納付しているとのことでした。

楽器は、音楽家らに無償貸与し、音楽活動を支援するため宗次氏が個人で購入したものでしたが、2016年までに同社へ所有権を移しています。宗次氏と妻は15~17年、楽器の代金など管理会社に対する約10億円の債権を放棄し、債務免除の利益で同社の株価が上がっています。

国税局は、株価上昇分が夫妻や親族ら株主7人への贈与に当たると判断し、計約7億円の申告漏れを指摘しました。追徴課税は計約4億円とみられ、全員が既に納付しています。宗次氏は取材に「知識不足による税務処理のミス。当時の税理士に任せきりだった。考えが甘かった。」と話しており、税理士に対する法的措置も検討しているようです。

対象となった楽器は音楽家が使用しており、美術品等は違い、飾りではなく音楽活動に使用されているようです。よって、減価償却資産の対象になり法定耐用年数(楽器は5年)で償却していくことは、間違った処理ではないように見えます。

しかし、法人税施行令第13条で、「時の経過により価値が減少しない資産」は減価償却資産の対象にはならないという規定があるので、この適用を受けたものと考えられます。この規定は、「高額であるから」ということではなく、あくまでも「価値が減少しないもの」特に絵画や彫刻品のような美術品に多いという考え方に成り立っています。

マイナーな条文規定であるため、見落としてしまいがちですが、気を付けていきたいものですね。是非、高額な資産を購入しようと検討しているときは、担当者にご相談ください。

(水間)

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